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Something Good

 

雨が降っている。

部屋の中で知る雨の気配はとても好きだ。

雨の音、窓の向こうの薄暗さ、

濡れたアスファルトを擦るタイヤの音。

誰の上にも雨は降って、

この雨は好きなひとのところにも

降っているのかと考えている自分に気が付き

同じ空の下的な発想に悪酔いがする。

 

相変わらず足の痛みがひかないので

布団の中にいる時間が長い。

気分転換に出かけたいのに

靴すら履けない始末。

せめて眠れたらいいのだけれど

それも叶わない。

レンタル屋か本屋に行きたい。

家にない映画が見たいな。

なんか破天荒なヤツ。

『マシンガンの竜』は、

とっても面白かったなあ。

 

連絡先が変わったことを

親に告げるのをすっかり忘れていたので

着信履歴から再登録した方がラクかなと思い、

昨日は、電話で少し話した。

父が「元気そうでなによりだな」と言ってくれて

言葉に詰まったから

電波の悪いフリをした。

兄夫婦が来ていたらしく

「登録はやってもらう」と言っていた。

電話の向こうから家族の話し声や笑い声が聞こえてきて

突然、とてもつらくなった。

元気なフリをする。

生きてるゴッコ。

 

誰だってそうだろうけど

場面ごとや人間関係に合わせて

自分を装う。

笑っている自分が嫌い。

笑っている自分を許せない。

大切なひとを怖がらせておいて

笑っている自分を本当に許せなくて

気持ち悪くなる。

でも、隠して過ごさないといけないし、隠したい。

心配をさせたくはない。

つらいのも大変なのも僕じゃない。

治療を続けてる父や

恐怖を感じている彼女の方だから。

 

努力して人に合わせるということを

僕はしなさそうに見えるらしいけど

そんなことはない。と、思う。

必要最低限だとは思うけど、弁えてはいる。

彼女はきっとその努力が

人より多く大変なんじゃないかと思うことがある。

努力して頑張って、でも、空回って絡まって、

振り幅が大き過ぎてどの自分もニセモノに思えてしまって、

無理をしてる様に、自分を騙して、周りを偽っている様に感じて

外面と内面に齟齬が生まれて、間違っている様な

自分を信用しきれない拭えない違和感みたいなものを

抱えていたんじゃないかと思う。

穿った見方かも知れないけれど

なんとなく自分と似た感じを覚えていたから。

 

僕は演じ分けているとは思わないけれど

家族や友人や心配をかけたくない相手であればあるほど

笑いたくないときでも笑ったりする。

騙してる様な嘘をついてる様な罪悪感が常に付き纏う。

だから、僕が唯一なにも考えず自然体でいられたのは

好きなひとの前でだけだと思う。

もしも僕の好きなひとも僕の前では

安心して自分を晒け出せる素直なままの自分だったとしたら

本当にうれしい。

本当の本物の、本当に本物の自分だと感じてくれていたのなら幸いだな。

実際の彼女は感情もだだ漏れで駆け引きもできなくて

繊細で純粋で泣き虫な可愛いだけの小さい女の子だったんだと思う。

現場にいる自分や集団の中で浮いてしまう自分のことを

好きなひとはたまに「私って頭おかしいのかなあ」と言っていた。

僕は全くそんなこと感じたことも考えたこともなかったけど、

これは彼女なりの小さなSOSだったんじゃないかと今は思える。

それをうまく見抜くことができなかった。

よしよしって頭なでなでしてあげたい。

大丈夫だよって。

 

自意識過剰や被害妄想、思い込みの激しさが

その状況を生んでいる部分はあると思う。

好きなひとを責めてるわけでも否定してるわけでもなくて、

どこか浮いてしまうことを感じ過ぎてる気がしている。

それは前にも推察というか憶測で書いた

彼女の生い立ちや人生に負うところが大きいと思う。

でも、どこか過去に縛られて狭く小さく暗い思考に

囚われてしまってるんじゃないかなあという気がしてならない。

もっと自由に邪魔されずいろんな角度や可能性から

考えられる現在や未来を拒否して

先走って先回りして決めてしまって考えついたたったひとつの考えに縛られて

固執してそこから思考が抜け出せなくなってしまうんじゃないかな?

 

あの日のこともそう。

もちろん一番の原因で元凶なのは僕がキレたことで間違いないけど、

話の最中で「いつか別れてしまうのなら、今、別れます」って決めてしまった

発想の飛躍がどうしても理解できなくて、今でも本当はよくわからない。

責めてるわけでも否定してるわけでも罪を擦りつけたいわけでも当然ないし、

その答えを聞かず、自分の嫉妬と激しい思い込みと恐怖に負け、

狭く暗く小さい思考に陥って好きなひとの気持ちまで決めつけて

考えてしまっていた自分が本当に何より最低で最悪で

一番悪いに決まってるのだけれど、

それは、好きなひとも同じでやっぱり思い込みの激しさ故の

思考の狭さに嵌っていたんじゃないかなあと思う。

先回りして決めつけた未来に縛られて

いろんな可能性を話し合うことを拒否して拒絶して

ひとりで決め付けて手放そうとして自己暗示のようなものに

陥ってたんじゃないかと思えてならない。

今なら絶対に間違わないし、あらゆる可能性を二人で思考して模索して

会話して乗り越えることができたはずだと確信できる。

 

結局は、僕がどれだけ頑張ろうが考えようが努力しようが苦しもうが

好きなひとの恐怖心を溶かして心を動かして変えられない限りは

どうにもこうにもできない。

自分は変わってきてると感じるし信じることもできるけど

それを教える術も伝える機会もないから

好きなひとの中で僕はずっと怖いまま凍りついて固定されて

最新にアップデートされない。

連絡ぐらいはとってみようかなと想って貰えたら嬉しいのだけれど

好きなひとの中で恐怖が自然となくなるまで待たないといけないが

怖さで自分を思い出さない以上は、それも停止していて

奇跡でも起こらない限りそれもあり得ないだろうと八方塞がりだよ。

恐怖心って本当に何なのだろう?

恐怖心て本当に薄まらないものなのだろうか?

無理で最低なこと言ってるのはわかるけど、同じ恐怖を味わわせてほしい。

僕がしてしまったこと、好きなひとの気持ちを、

もっとちゃんとわかりたい、知りたい。

 

自分で言うのも何だけど、これは自惚れでも自慢でもなく

本当に好きでとても好きで心から愛されてると実感できていたし

あんなにとっても大好きでいてくれた気持ちが一瞬で凍り付く、

あるいは変わってしまうってことは

やっぱり想像できないし、ないんじゃないかなあと想う。

じゃあ、どうすればいいのかと思うし

好き=隙みたいな部分を突きたいわけでもない。

もしもまだ心の奥に、恐怖の向こう側に

「好き」って想ってくれている気持ちが少しでも残っているのなら

関係を修復できないのか考えてみて欲しいとは思うし、

恐怖や過去から思い込んで

完全に拒否して拒絶してしまった「これから」や未来が

本当に決まってしまってるものなのか

可能性を一緒に考えてほしいとも思うけど

その扉は恐怖によって硬く閉ざされている。

袋小路だなあ。

これも未練がそう思い込ませる希望的観測ってヤツなのかな。

 

うーん、よくわかんなくなってきた。

だから、話を聞いてみたいんだけどね。

 

ブログを書くにあたって下書きをするべきなのかな。

自分の気持ちを編集することなく素直にストレートに書くために

下書きをしないでそのまま書くようにしているのだけれど

考えをまとめずに書くととっ散らかってるのも事実なんだよね。

自分しか読まないから、まあ、それはそれでいいのだけれど。

 

また、思い付いたら書いたり考えたりしよう。

だって、一日は永遠みたいに長いのだから。

 

ただひとつ言えることは

今でも、好きなひとが心から好きだってこと。

 

彼女ほど純粋に美しくて完璧に綺麗で

絶対的に可愛いものなど存在しないこと。

それだけは確か。

もっと言えばよかった、もっと伝えればよかった。

本当に本当だよ、今も変わらず、そう思う。

 

[音楽]『Something Good』Venus Peter

君が落ち込んだり、辛くて死にそうでも
君の苦痛は君のもの
誰にも助けられない
そんな時にはなにか良い事を探すんだ