読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

記憶に残らない

 

肌寒い雨のせいで

桜はもう散り始めているのかな?

外の様子はよくわかならない。

部屋の中を這って移動して、

頑張って立ち上がり

お湯を沸かしてコーヒーを煎れた。

仄かに広がる華やかな香りが

少しフルーティーで甘くて馥郁。

ちょっとだけ回復する日常。

落ち着き。

 

季節が変わる。 

これからが、

あらゆる美しい予感に

満ちていたら良いのにと思う。 

本当に思う。 

心から願う。

 

iPhoneの充電をフルにする。

iPod shuffleの充電もフルにする。

薄暗い部屋でモニタの薄明かりと

自分で選んでない音楽が小さく鳴っている。

小さな箱の中身は

知らない人の言葉と写真で溢れていて

気持ち悪くなった。

 

強く瞼を押さえて作り出す幾つもの形。 

四角だとか三角だとか球体だとかそういうの。 

それが浮いているのが好き。 

少しだけ貧血に似て揺らいでるあの感覚が。 

 

好きな人のことを考える。 

なんでもない瞬間。 

居ないのに思わず名前を呼んでしまう。 

恥ずかしくて虚しくなってあわあわする。 

少しだけ怖くて、俯いてしまう。 

目を見つめて名前を呼びたい。 

そうしたら僕を見つめ返して微笑んで欲しい。 

それだけで充分なのに。 

手に触れて手に入れても埋まらない。 

安心しきれない。 

どうして僕はあの人じゃないんだろう? 

あの人と僕の間に 

どうして僕の体があるのだろう?

 

ブログを書いている。

ブログを書き続けている。

けれど、気分が晴れやかになったりはしない。

独りで書き続ける事と考え続ける事の

限界と無力さを感じている。

同じ場所を旋回しながら

低く飛ぶ。

ゆっくりと堕ちてゆく。

 

ブログを続けている事を

彼女は知っているのかな?

ブログを続けている事を知ったら

どう思うのかな?

存在してるだけで気持ち悪くて

怖くてしかたがないんだろうか?

読んだらどう感じるのかな?

やっぱり気味が悪くて不愉快で

恐怖心でいっぱいになるのかな?

僕が、何を考え、どう思っていたのかを

知ってほしいという願望はあるけれど

例え、知ったとしても

何とも思わないんだろうか、何も変わらないんだろうか?

どうなんだろう?

少しは見直してくれたりするのかな?

わかんない。

もしも、なにか感じたり考えたりしてくれたら

うれしいな。

 

僕が好きそうな色を想定して

マニキュアやペディキュアを塗ってくれたり

身に付けるものを選んでくれていたことを想い出す。

どれも、とても似合っていて

すっごくすっごく可愛かった。

夜よりも美しいあなたの黒髪を

指が擦り抜けてゆく時の心地よさを想う。

 

ヒリヒリとしてざわざわとしたものが

胸の奥に張り付いている。

炭酸の泡みたいに弾けてくれたらいいのに。

iPhoneを見つめて連絡がないか

期待してしまう僕を殺してしまいたい。

葬りたい。

沈めてほしい。

 

自分の顔やら何やら好きじゃないけど、

たくさんのひとに魔法をかけられた私は、

私じゃないみたいで、少しだけ好きになれると言ってたけど

僕はあなたがあなただから好きだよ。

あなたがあなたとして好きだよ。

私じゃないみたいでも、

あなたが好きじゃないあなたも、

あなた自身も

すべて含めて、大好きだよ。

どれも掛け替えのない恋人だから。

好きなひとの全部が好き。

 

こういうことを未だに書かれることも

苦痛や恐怖心でしかないのかな

考えも想像も追い付かない。

よくない考えばかり浮かんで消えない。

でも、だからこそ、苦しくても良くない考えばかりでも

考えて想像し続けなきゃならない。

 

[映画]『パディントン

まあ、熊だし、熊だから仕方ないんだけど

なかなか常識がなくて好きになれない。

展開も子供騙し的な御都合主義と綺麗事で

丸く収まり過ぎる感は否めなくて興醒め。

言うほど熊に愛嬌がないのも辛かった。

もっと面白いと期待してたんだけどなあ…

 

[音楽]『記憶に残らない』OGRE YOU ASSHOLE

ただ居たり はなしたり

そういう朝が良い 記憶に残らない

笑ったり はしゃいだり
そんなあなたが良い記憶に残らない

 

でも、彼女は記憶に残り過ぎるほど残り続ける。

それは、怖ろしいほど鮮やかで美しいから

どうしても、見惚れてしまうんだ。

すきだって、想う。

心から、何度も、好きだって、想う、変わらず。