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想うということ

 

信じてもらえないとは想うけど、

僕は彼女が大切で大切で、

今でも本当に心から大切に思っている。

 

彼女のことを1番わかってるのは僕だなんて驕りはないし、

別れた今こんなこと言うのは気持ち悪いことこの上ないだろうけど、

それでも彼女のことを1番わかろうとしてるのは僕だし、

最も考えてるのは僕だって思うし、

彼女以上に宇宙一彼女のことだけを

考えて想っている自覚と自信はある。

だけど、恐怖心のことがどうしてもわからない。

想像できない。

 

恐怖ってなんなんだろう?

自業自得だし自分が撒いた種とは言え恐怖心って本当に厄介。

しかもその恐怖心と闘うのも克服するのも僕じゃないんだから、

頑張ってほしいとか克服してほしいなんて口が裂けても言えない。

恐怖心と対峙して乗り越えられるのか

僕には本当にわからない。

きっとその体力も気力も価値もないから

考えることもなく全部を捨てて遮断したんだろうとも思う。

それぐらい怖かったんだろう。

 

でも、ここで引っ掛かるのは

どこがそれほどまでに怖かったのかってこと。

あの一回(一回じゃないんだけど)やあの一瞬が

ずっとずっと心を恐怖で支配するほどの怖さだったんだろうか。

連絡が来るのも怖いぐらい?

どうして?

責めてるわけじゃない。

異様な怯え方を見れば怖かったのはバカでもわかる。

でも、一緒にいることを考えられないぐらい

怖かった出来事と心理がどうしても自分の中で噛み合わない。

僕が変わるにしても考えるにしても努力するにしても

その「これから」をかなぐり捨てられるっていうのを

俄かに信じられないから納得いく答えを見つけようと

未練がましく諦められず考えて考えて考えてしまう。

嫉妬に飲まれて黒い感情に溺れて

周りが見えなくなっていた自分が

本当の本当に最低最悪なのは揺るがない事実だし

変わりようのない変えようのない過去の出来事だけど、

時間や距離を置きたいじゃなく

拒否して拒絶して断固として別れを選ぶってことが

どうしてできたんだろう?

それほどまでに怖かった?

どこが、どうして、どのように?

想像しようとしても考えてもわからない。

今でもずっと怖いの? 本当に?

 

それで、結局、恐怖って何だろってところに戻ってきちゃう。

 

例えば、これが今までの積み重ねで擦れ違いも増えて

好きなひとの気持ちが離れて冷めて醒め切ってしまっていて

その結果の最後の一撃として決定的に徹底的に

恐怖が覆ってしまったのだとしたら

まだ説明はつくし想像もできる。

もっとたくさん話したかった、

もっといっぱい感じたかった、

やりたいこともしてないこともたくさんあって、

それをやりたいしたいって言ってくれるほど

気持ちは好きなままでいたのに、

それを恐怖が上回るっていうのは瞬間的にはわかる。

でも、その好きな気持ちを凌駕する恐怖が

ずっと続くということをどうしても想像できない。

時間が解決してくれるなんて甘い考えもあれだけど、

やっぱり好きな気持ちが勝るってことは

あるんじゃないのかなって思ってしまう。

それはやっぱり自分でも呆れるくらい

彼女のことを好きなままでいるからそう想うのかな。

彼女の中で自分は見直されて

やっぱり好きだなって想われることがないから

叶わない事実なんだろうか。

やっぱりわからない。

 

好きな気持ちも、安心できたことも、

うれしいこと、たのしいこと、しあわせなことも

その全部を恐怖だけで捨てられるって、どうしても考えられないし、

想えないんだよなあ。

 

これから変わっていって分かり合えて分かち合えて

価値ある時間を話し合って気付いて築いていけるっていう未来を

どうして想像できないんだろ。

怖いから無理だって決め込んで思い込んで

捨ててしまえたんだろう。

本当に少しも後悔していないのかな?

 

彼女の感情を無視して気持ちも度外視して

自己中で最低なポジティブシンキングとして

考えることも誇大妄想することも可能で、

例えば、

やっぱり僕のことが好きで、

僕のことを好きだなって想って感じて

怖さはあるけれど恐怖よりも大切なことに気付けたけれど

あんなにこっぴどく拒絶して拒否したのに

今さら何て言えばいいのかわからないって考えて

連絡できないまま時間だけが過ぎている

なんてことも考えられなくはないけれど

そんなに簡単なことなら

いつだって連絡してくれて構わないし

僕はいつだってどんな状況だって

彼女からの連絡なら大歓迎だって想うのにな。

意地を張ってるだけなら意地なんか張るなよって笑って言ってあげるのにね

なんて、なんて、ね、な〜んちゃって、ね。

でも流石に都合の良過ぎる想像にうんざりする。

単純に怖さで思い出されもしないだけだよ。

 

僕は彼女が好きだよ。

本当に心からだいすきだよ。

男女の違いやフッた方とフラれた方、

恐怖を与えた側か与えられた側かの温度差があって

きっと僕はまだ彼女の気持ちを掴めずにいるけれど、

それでも本当に考えている。

あなたには一生かかっても私の気持ちや恐怖なんかわからないって

言われてしまうのかな、拒絶されてしまうのかな。

それでも、もしもって期待を持つのは

許されないかな?

少しも可能性はないのかな?

 

好きなひとといると、

好きなひとのことを考えると

自分の中にこんな気持ちがあったのかって

初めての気持ちや感情に気付かされる。

純粋さや愛する気持ちやそういうこともだし、

どす黒い嫉妬や激しくイヤらしい感情にも、

でも、それを知れてよかったと想うし、

それが全て好きなひとのためだけにあるから

本当に良かったって想える。

 

好きなひとの全てが好きだから、

一緒にいたいし、全てが必要だって想う。

好きも嫌いも嫉妬も、その中に不安や恐怖があったって

僕は構わないって想う。

君はやっぱり違うのかな?

逃げたい? 忘れたい? 離れたい?

怖いのも、痛いのも、嫌だもんね、

避けらるなら避けたいよね。

難しいね、感情や気持ちっていうのは。

 

でも、僕は君の全てが好きで、全部を肯定しているよ。

弱さも強さも寂しさも不安も君が君だから

君を形作る全ての要素を愛しいって想うよ。

君が生きてるだけで素晴らしいし、

存在してるってことが素敵だし、

それ自体に掛け替えのない価値があって、

頑張ってる姿を気高く感じるし、

我慢して欲しくはないけど我慢してる姿の健気さを尊く感じるから

その全部が君で、その全てが特別で大好きだって想う。

だから、君だけが特別で、君だけが好きなんだ。

 

君の声が耳に残っていて、

しあわせが、じんわり身体の中に染み込んで、

ずっと、身体の中を、循環していく。

 

心の中で何度も呟く、

そして好きなひとの名前を口に、声にしてみる。

安心するよ。

とても、しあわせ、とっても、しあわせ。

恥ずかしいことだし、知られたら気持ち悪るがられるだけだけど、

好きなひと、好きだったひと、好きかも知れないひとの名前を

そっと口に、声にして唱えてみるといいよ。

魔法の呪文のように広がって

全身をあたたかなしあわせが包んで

じんわりと身体の奥まで拡がって染み込んでいったのなら、

それは本当に好きってことだよ。

それは何よりもしあわせってことだから、

その気持ちを、そのひとを、

誰よりも大切にして、何よりも必要としてね。

ほんとうだよ。

 

ロキソニンのせいか少し眠たくなってきた。

安心に包まれて一緒に眠りたいな。

穏やかな午後に。

そっと布団の中で口にしよう。

この世の中で最も愛おしくて美しくて大切な名前を。