読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

狂い咲く春の終わり方

 

結局は、うまく眠れなかった。

完全に止まったわけではないが、

鼻血は止まらないという感じではなくなってきた。

足にはまだ鈍い痛みがある。

明日か明後日には出来れば『雪村』を観に

上野まで出掛けたいけど

行けそうにないかな。

折角、貰ったチケットを

無駄にはしたくないのだけれど。

好きなひとを誘いたかったなと考えて

直ぐに頭から打ち消した。

上野にまた行きたかったし、

二人で歩けたら最高なのになと想う。

ひとりで歩いても、

きっとまた想い出してしまうだろう。

いくら頭から打ち消しても

想いは止められたりはしない。

僕にとっての「すき」がそうであるように、

好きなひとの中の「恐怖心」は、

そういうことなのかなとも考える。

それではまるで条件反射だ。

まるでパブロフの犬

まるで犬。

キャインキャインキャインキャイン

まるで犬のよう!

 

そろそろシャンプーが切れかかってきた。

新しいシャンプーを買わないと。

今使ってるシャンプーは匂いも洗い心地も気に入っている。

のに、銘柄がわからない。

銘柄を忘れてしまった。

いち髪だったろうか?

彼女がいないとそんなこともわからない。

聞きたいけど聞くこともできない。

僕から好きなひとに連絡する理由なら

本当にいくらでも思い付く、

美術館のチケットがあること、

シャンプーの銘柄の件、

元気にしてるかな?

少し歩くだけで実は東京タワーが見えるってこと、

鬼龍院翔がバイトしてたレンタルビデオ屋を発見したこと

そこが潰れてしまったこと、などなど。

でも、好きなひとが僕に連絡をくれる理由は

何ひとつ思い浮かばなくて悲しくなる。

 

恋人が好きで、本当に好きだって想う。

どうして、こんなに好きなんだろう。

顔も好き、声も好き、話し方も好き、

体温が好き、感触が好き、佇まいが好き、

本当にとても綺麗でとってもとっても可愛い、

けれど、何があっても変わらず好きだと感じるのは

何も容姿に因るところではないと想う。

きっと年を取っても、太ったとしても、

何も変わらず、彼女が彼女だから好きでいられる。

将来、例え彼女が大竹しのぶになったとしても、

僕は大竹しのぶが全く好きではないけれど、

彼女が大竹しのぶになるのなら

大竹しのぶになった彼女は好きでいられる。

そういうことです。

たぶん、なに言ってるかちょっとわかんないんですけどって思われるだろうけど

それは好きなひとだけがわかって笑ってくれればいい。

 

不安や不穏や暗い色を含めても

内面の多面体の美しさは彼女だけの輝きだから

きっと僕はそれを含めて全てが愛しい、

そういう気持ちが彼女を構成しているものなら

その全部を愛してる。

大げさじゃなく、そういうこと。

すべて大事で。

すべて大切で。

大事なひと。

悩んでるのも、苦しみも、つらさも、

恐怖も、生きにくさも、きえたい気持ちも、

呪いも、運命も、なにもかも、すべて、

わけてほしい。

恐怖に関しては、僕が与えてしまったのだから、

ミイラ取りがミイラになるみたいなこと言ってんじゃねーって感じではあるし、

その恐怖がネックになっているせいで

ここまで話が抉れているのだし、

彼女の中ではもう完全に終わったことで

別れてるって結論付けてるのは伝わってくるし、

それを覆すのが、どれほど大変で困難なのかも

痛いほど感じているけれど、

どうしても可能性を探してしまう。

そもそもが覆せないし、覆す必要などなくて、

ただただ早く忘れてくれと願って

息を潜めて暮らしているのかもしれないと想うと

やり切れなさでいっぱいになるけど、

まったくなにもわからないんだよ。

可能性が本当にひとつもないのか

たまに、このブログを読んでくれたりして

本当は僕のことを気にして、考えてくれてるんじゃないか、

可能性を模索してくれていたりするんじゃないかとか、

宙ぶらりんで宙吊りの期待をしてしまう。

見えないし、連絡も取れないから、

本当に恋人が今、何を考え、何を感じて、

毎日を過ごして、暮らしているのか知ることができないので

最悪なことも、都合のいい妄想も、どちらも容易にできてしまう。

でも、連絡がないということは

それはそういうことなのであろう。

のでのでので。

 

だから、たまに、もうほとぼりが冷めて、

何故か急に普通に話せるんじゃないかって気になったりもして、

慌てて都合が良すぎる幻想をぶっ壊したりする。

さすがに現実はそこまで甘くはない。

いくら彼女が甘いものが好きだからといっても。

 

この2年間の間で自分の身に起こった変化は全て、

負の感情や嫌なこと、不安なことだって何一つ漏らさず全部を含めて

「しあわせ」と呼ぶことができる。

その「しあわせ」のすべてを僕にくれたのは彼女だ。

彼女が今まで生きてきた

不安や恐怖や息が詰まるような現実や

価値や理由や存在の虚無感や、

そういったもののすべてが彼女の中にあったからこそ、

問題を抱えていたからこそ、

出会うことができたし、

一緒にいて「しあわせ」だと想うことができた。

本当に本当にありがとう。

君は「しあわせ」だったかな?

 

 でも、好きなひとは好きなひとのままでいいと思う。

マイナス思考とか変えたいと思うこと、

変わりたいと願うこと、

その努力だけで充分に輝いているし、

そりゃあ、問題が解決して心から解放されるのが

何よりも良いことだし素晴らしいと思うけど、

解決しようとする努力はきっといつか必ず実を結ぶと思う。

だから、思い込みだって、暗く狭い思考に陥ることだってあると思うけど、

仕方ないで済まさない君の姿勢がきっと何よりも正しいし、美しいよ。

そのことが、君自身をとても苦しめてつらくさせてるのは、わかるから、

頑張れないときは頑張らなくて良いんだよ。

立ち止まったって、すべてを突っぱねて放棄することだっていいと思う。

けれど、それでも自分を諦めて卑下することだけはしないでください。

あなたは本当にとても思慮深くて聡明なのだから、

ぐるぐる気持ち悪くなるぐらい考え過ぎちゃう癖も大変だとは思うけど、

それでも考えて思考することを放棄さえしなければ

きっと必ず最適な答えに辿り着くし、

きっと素晴らしく素敵なしあわせを見つけられるはずだから。

君は君だってことだけで充分に魅力的だと僕は想う。

 

僕はどうしてもどうしようもなく

ただ彼女が好きで好きで好きで惚れ抜いているので

諦めきれない想いが強いから、

どうにかよりを戻す方法や方向を模索してしまうし、

できれば彼女と一緒に模索して、

今度はきっと悩んだり考えたりすることも楽しいから、

一緒にしあわせになる方法を探したいけど、

どうやってもどうあっても連絡すら取りようもないし、

僕の想いが強ければ強いほど救いようもないくらい絶望的なまでに

きっと彼女を怖がらせてしまう悪循環を回避する方法が思い浮かばない。

実際のところ、現実的に現状で恋人が僕のことを

今でも怖がっているのか好きなのか嫌悪してるのか

知る手立てが一切ないように、

僕の気持ちを彼女は知りようもないだろう。

 

好きなひとは僕が諦めたり、

心変わりしたと思っているかも知れない。

あるいは、それを心から願っているのかも知れない。

本当はもう怖がっていないし

何とも思っていないというのも

可能性としてはない話ではないと思うけど、

やはりそれも知りようがないのが現実であり事実である。

もし、そうだったとしたら彼女は僕に連絡を取るだろうか? と考えると不安になる。

一旦決めてしまって後戻りできないほど拒否した相手を

好きだと気付いて、怖くないと思ったとしても、

早々、連絡を取ることは彼女には難しいんじゃないかと思う。

遠慮がちだし深過ぎるほど思慮深く

暗くて狭い思考に陥りがちで考えに考え過ぎてしまう傾向があるから、

どうしても一度決めてしまったことを覆して平然としてるというのは

なかなかハードルが高い気がしてしまう。

でも、何の遠慮もなく、

それこそ思いついた時に、覚悟が決まった時に、

それが明け方だって、迷惑じゃないし、

記憶喪失にでもなったみたいに

まるで全てなかったような素振りの気楽さで

Mちゃん!」って呼び出してくれていいし、

「すき」でも、「ねむたい」でも「ねむれへん」でも構わないから連絡してほしい。

急な電話や訪問だって、まったく動じることなく

応じられる準備は僕にはできているから。

 

なんて、なんちゃって。。

これを読んだら、やっぱり彼女は血の気が引いて

怖くて怖くてパニックになってSNSに逃げ込むような気分になってしまうのかな。

僕も考えて考えてどうしても浮き沈みして

否定して肯定して否定してを繰り返してしまう。

僕は一人でも生きてるし生きてけるけど、

君がいないと全然平気じゃないし、何も大丈夫じゃないって思う。

君は平気? 大丈夫? どうなのかな? 訊いてみたいよ。

 

彼女の心や気持ちは本当に完全に決まってしまったのかな。

そんなことはないって思う。

でも、そんなことないって思うのも

身勝手な思い込みだとも想うし堂々巡りの問答だけど。

迷いや後悔が微塵もないなんて思えない。

実際に一度連絡を取ってみるってのも手だよ。

意外と簡単で何でもないってことに気付けるし、

幽霊の正体見たり枯れ尾花じゃないけど、

何でこんなものが怖かったんだろうって思えてくるはず。

好きを伝え合えて恋人同士になれて

2年もずっととってもとってもしあわせに過ごして

大事にしてきた関係や

大切に育ててきた気持ちが通じ合えてた相手が、

そこまで怖いわけがないんだから。

親でも、一方的でも、あわよくばでもなく、

他の誰でもない、唯一無二でたったひとりの恋人だよ?

よく考えて、よく想い出してみて。

今でもきっと抱えているだろう問題を

夏休みの宿題みたいに

一緒に仲良く終わらせる最適な方法が

胸の奥に、お腹の中に、肺の底に

引っ付いてぐつぐつ煮たっている不安めいた

狂い咲く春を終わらせる

冴えたやり方を

きっと今なら、二人なら、

見つけ出せると想う。

本当に想うんだよ。

 

一緒に一歩を踏み出してみようよ。

怖いことなんてないし、

また新しくはじめられるはず。

 

ポジティブに考えて書き過ぎたかなとも想うし、

結局は彼女に伝わんないから

好きなひとがどう想うのか、どう想ってるのかはわからないけど、

これを読んでも怖くないといいなとは想う。

それも無理なのかな。

本当はこっそりチェックしてくれていて、

機会を伺っていてくれたらいいのになって

明るい未来の想像をたまにすることぐらい許してほしい。

iちゃんからの連絡なら

いつでも、なんであれ、すべて嬉しいし、

しあわせ、とってもしあわせなのだから、

想い切って、名前を呼んで。

君が、君だけが呼べる名前で、

恋人が、恋人だけが呼べる呼び方で。

 

午後は録画してある貴族探偵でも見て、

足の痛みと鼻血が完全に止まることを祈ろう。

少しぐらいの明るい兆しを

誰かが僕に呉れたっていいだろう。

ドラマの感想は夕方〜夜ぐらいには書けるといいな。

 

好きなひとの一日が

素敵で穏やかな光に満ちて

素晴らしい日でありますように。

願っているよ。

 

またね。

だいすき。