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耳うちせずにいられないことが

 

断れない作業があったので出掛ける。

足には痛みがあるままだったけど、

鎮痛剤の飲む感覚を短くして、挑んだ。

歩ける距離が異常に短い。

バスを使った。

お金ばかりかかる。

こんな距離も歩けないのかと悲しくなった。

土曜日に兄に会いに行けるのだろうか?

心配だ。

足を引き摺ってるのは見られたくないんだけどな。

余計な心配を掛けたくない。

 

心配事と言えば、

うまく話せるかな、

うまく笑えるかなとも思う。

 

今日の現場は「はじめまして」の人が多かった。

緊張していたというのもあったのかも知れないけど

初対面の人に「笑わないんですね」と言われたのは

「失礼だな」を通り越して激しいショックに襲われた。

愛想が良い方でもないし、愛嬌がある方でもない、

笑顔も含めて、可愛らしさとは無縁だろう。

それでも、僕の好きなひとは

いつも、うれしそうに「かわいいね」と褒めてくれた。

自分ではよくわからなかったけど、

そのことは、とてもうれしくて、今、想い出しても

しあわせで胸がいっぱいになる。

でも、それは、恋人目線と好きなひと補正で

成り立っているはずだ。

それは、さて置き、そうは言っても

僕は波風立てないようにTPOは弁えている。と、

思い込んでいたし、笑っていると思っていた。

けど、どうやら笑えていないらしい。

確かに、思い出してみても、この1ヶ月半で

他人に対して笑ったという記憶が全くないので

愕然とした。

バラエティも見なくなったし、

生活の中で笑っている記憶が殆どない。

コナン君を見ていて余りの酷さに、ふいに笑ったとか

自嘲や自虐的に笑けてくるような発作みたいな笑は

あったけれど楽しくて笑ったという記憶は皆無だ。

 

彼女がいないだけで、

世界は色を失うし、笑う理由が尽きてしまう。

何をするにも彼女さえいれば

どんなことだって楽しくって、

しあわせに変換されていた。

笑うのに理由なんていらなかった。

今は、どれも退屈で、何も、面白くなくて、

楽しくもないし、つまらない、毎日。

笑えないはずだ。

何気ないことが本当に彼女によって

魔法にかけられたみたいに美しくって

素敵なものになっていたんだなって改めて感じて、

悲しくなると同時に

本当に心から感謝する。

本当に本当にありがとう。

 

こんな僕を見つけてくれて、

見てくれて、認めてくれて、

その上で、とっても大切にしてくれて、

すっごく大事にしてくれて、

普通のことが、何でもないことが

楽しいって、美しいって、しあわせって

普通のことを普通に楽しめる感覚が

僕にもあるんだということを初めて教えられた。

幽霊でしかなかった僕をニンゲンにしてくれてありがとう。

僕が幽霊ならなんにも怖くないし添い寝したいと言っていた

君のことを思い出す。

 

どうしてもすべてのことが君へと繋がっていく。

 

お昼に、駅に売っていたからと

ビアードパパの飲むシュークリーム」なる缶ジュースを貰った。

異常な甘さで死ぬ味のするドリンクだった。

プリンを濃縮して凝縮して煮詰め捲ったような味だ。

シュークリームなのか? ほんとに?

でも、この話を彼女にしたいなと思った。

普通の話を普通に話したい。

いつも布団の上で話してたみたいに。

ありふれたこと、屈託なく楽しそうに笑う

無邪気で純粋で可愛い君が好きだよ。

かわいい笑顔が見たいよ。

向かい合わせでごはんを食べたい。

美味しそうに喜んでる君が本当に好きなんだよ。

僕が都電で引っくり返ってお婆さんに頭突きしちゃった話を

本当に楽しそうに何度もせがんで聞いてたよね。

そういう日々のこと、毎日のこと、

あれからのこと、ただ、話したいって想う。

 

読まれたらいい、読まれてるかもしれない、という

期待を基準値にした虚しい嘘じゃ、もう自分を誤魔化せなくなりつつある。

けど、ここで根を上げれば本当に心が折れてしまう。

どうか届いて、と、どうせ読まれない、の狭間で

いっつも迷って悩んでる。

すべて投げ出して逃げ出したら、きっとラクだろう。

でも、好きだから、好きだから、ね。

どうやったって諦めきれないし、ラクに逃げたくはないんだよ。

納得がいくまで、なんどだって、いつまでだって。

 

何のアクションもリアクションもない。

彼女の心に何の変化も与えられない日常で

どう願えばいいのかわかんないけど、

それでも、いつかは、届いて、

彼女の心に良い反応や手応えが生まれて、

連絡が来たら嬉しいし、待って、信じたい。

 

でも、読まれないことには何も始まらない、

読まれたところで何も始まらない可能性だってあるけれど、

自分がしてることを自分で信じないと、

その可能性だって潰してしまう。

ブログを書いてることは伝えてあるし、知っててくれてはいるはず。

だったら急に気が変わって気になって読むことや、

何してしてるだろうと覗いてくれることだってあるかも知れないし、

それが切っ掛けで、「やっぱり好きだな」って思っってくれるかも知れない。

奇跡だって運命だって、結局は信じなきゃ何にもならないのだし、

自分が諦めないで彼女のこと考えて

彼女のためだけに書き続ける道を閉ざさなければ

その分だけ可能性だって閉ざされないのだから、

苦しくても辛くても死にたくなっても消えたくなっても、

続けるよ、書くことしか今の僕にはできないから。

伝わるかじゃなくて、想いを伝える手段だけは

自ら放棄しない。

いつか、きっと届く、伝わると、信じる。

 

すきだよ、と耳うちしたい。

 

 

[アニメ]『Fate/Zero

恐ろしいほど陰惨で救いようのないアニメだった。

凄まじい。

ライダーの格好良さとウェイバーの成長を見過ごしてたら、

本当に辛いだけの拷問みたいな作品だよ。

すっげー面白かったけど。

「理想」と「正しさ」という呪いの物語。

 

[音楽]『ブルーハンティング』七尾旅人

誤解しないでよ 

僕今うれしくって 

変な顔になっちゃってこまる。 

僕はこんなだけど 

ちょっとしゃんとするね。 

ちからをぬいておだやかな方へ。 

暖かなほうへ。

 

 

穏やかな方へ向かいたい。

暖かな方へ変わってゆく。

会えるのかはわからないし、

可能性は低い……ないのかも知れないけれど

好きなひとにまた会えたら

うまく笑えますように。

うれしくって変な顔になって困っても

笑ってくれたら、しあわせだな。