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正しい世界のはじめ方

 

何となく眠れなかったので

映画を見たり

録り貯めたものを見たり

ぼーっとしたり

好きなひとのことを考えたりして過ごした。

 

本棚を眺めていて

BUTTER!!!』や

反町くんには彼女がいない』を

最後まで読めたのかなと気になった。

最後まで読んでいないなら

可哀想なことをしたと思う。

また読みに来ればいいのに

なんてね。

それから、未知庵を餞別にあげれば良かったなと思う。

僕のモノなんか持っていたくないかも知れないけど

あんなに楽しそうに気に入って

未知庵を読んでるひとは初めてだよ。

良かったね、未知庵!

 

実家から荷物が届く。

シチューが入っていた。

お昼はシチューを食べる予定。

夜は出掛けるから、

何を食べるか計画を立てないとね。

シチューは大好きだし、美味しいけれど、

好きなひとのことを想い出してしまうから

次からは別のものをお願いしようかな。

あまり手のかからないもので。

でも、やっぱり恋人と一緒にシチュー食べたいな。

荷物が届いた旨を報告する。

母も身体を悪くしているらしく病院通いで、

もう美術館には行ってられないかなと悲しげに薄く笑っていて、

胸も言葉も詰まってしまった。

なんかいいことがあるといいなと思う。

他力本願で申し訳ないけど。

 

荷物の中に信玄餅プリンという謎の食べ物が入っていた。

すっごく美味しそう!

好きなひとにも食べさせてあげたいなと想う。

でも、ひとつ気になることがあって、

それは賞味期限が昨日で切れてることだ。

まあ、大丈夫だろう。

大丈夫。

だいじょうぶ……?

 

今日の夜は兄と晩御飯を食べに出掛ける。

足の痛みが完治していないので

引き摺って歩かざるを得ないのが悩みの種。

神保町という馴染みの薄い場所まで出る。

なぜに神保町?

でも、美味しいものを食べよう!

恋人も一緒に美味しいものを食べさせてあげたかったし、

兄に会わせてみたかったなと、本当に想う。

お気に入りの靴下で出かけよう。

好きなひとがプレゼントしてくれた靴下で

履き心地もデザインも柄も何もかも気に入っている。

本当に、ありがとう。

良いことがある日や、

素敵なことが起きてほしい時に

願掛けのように履くようにしている。

新しい一歩を踏み出すのに、

とてもうれしい気持ちになって

どこまでも歩けるような

しあわせな気分になる。

魔法の靴下だよ。

うれしい。

 

結局は、可愛い、大好きな彼女のことばかり考えて、

彼女のことに全ての思考が行き着いてしまう。

すきだから。

 

彼女が本当に綺麗だと想うのは、

メイクや写真加工みたいなものを一切必要としない、

素の、生の綺麗さそのものだからなんだよね。

本当の本当に美しいって想う。

でも、綺麗で美しいのに、

とっても、とっても、可愛いんだよ。

信じられる?

綺麗なものと可愛いものの間には

年齢やら所作やら何やら

見えない境界みたいなものが

あると思っているのだけれど、

彼女は綺麗なのに可愛いし、

綺麗で可愛いのだ、最強じゃない?

そんで、最高でしょ?

顔だけじゃないからかな、

可愛げのあるとびきりの可愛さだよ。

好きだな、本当に、すき、って想う。

 

一緒にいることと

一緒に暮らすことは違う。

恋人になり始めの頃は、

嫉妬するのヤダから

アイドルを禁止されたりした。

初めは価値観の違いとか、

どうして好きなものを諦める必要があるのかわからなかったけど、

そのうち、まったく気にならなくなったし、

アイドルに興味も関心もなくなった。

彼女の方が綺麗で可愛かったし、

単純に大切だったし、言いかた良くはないけど、

好きなひとの方が価値があって必要だったから。

自分の価値観を変えたり、捨てたり、

彼女のためだったら何も気にならないし苦じゃないんだと知った。

出会った頃、好きなひとは僕のことを

「他人を生活に入れたがらないひとだと思ってた」と言っていて、

僕もずっとそうだと思ってたし、

他人が生活に入って来ることに拒否反応のようなものがあった。

けど、いろんなことが楽しくて、しあわせで、

会話や時間を積み重ねてゆく中で

自分を支えてきた趣味やコレクションや嗜好や価値観なんかを

どうでもいいって想えるほど、

彼女が好きで、特別で、特別に好きだから、

初めて一緒に暮らしたい、一緒に暮らしてみたいと想えた。

自分の生活にひとが入ってくることに抵抗がなくなった。

好きだから。

すきってすごい。

 

だからこそ、あの日、あそこでキレた自分が情けないし許せない。

そんなにも特別で大切で大好きなひとを怖がらせるような態度に出てしまった

自分を本当に変えたいと想うし、努力をしている。

自分に仕返しをして、自分を見返して、自分に復讐をする。

復讐を果たしたその日には、好きなひとが待っててくれたらいいのにな。

そうしたら、黒沢清監督の『復讐シリーズ』4本を一緒に観たい。

一緒に観ようよ。

 

自分は自分に自信がなくて余裕がなくて、

何より自分でも驚くほどのドス黒い嫉妬と独占欲に支配されて

見るべきものを大切にすべきことを見誤ったし、間違った。

その理由も原因ももう分かって理解しているから

頑張っているし、努力もできている。

自分のことが好きじゃないから自信を持つのは手古摺るけど

仕事をして生活できるようになって余裕の方は持てて来た。

嫉妬も独占欲も理解してる今なら

抑制の仕方も制御の方法も分かるし

対処方法が理解できているから

もう二度と感情に流されたり飲み込まれたりしない準備もできる。

本当に本当だよ。

絶対に間違わない。

過去の原因を追究し理解して、

未来に間違わない方法も手に入れたのに、

現在で、そのことを伝える手立てだけがない。

好きなひとの怖さを溶かす手立てだけが

自分の中だけでは達成できないから難関だ。

そんな経験したことないから

わけわかんない例えになるけど、

通行手形もある、道も分かってる、目的地も見えてるのに、

通過しなきゃいけない関所だけが見つからないみたいな状況だよ。

 

以前の状況だと、経済的なことや現実問題で、

切り出すことはできなかったけど、

それでも心の中では、このひとと一緒に暮らしたい。

結婚したいって想っていたし、今も想っている。

そのためには、もっともっと稼がないといけないけど……。

でも、本当に大切で、だいすきで、

息の詰まる生活や環境から連れ出してあげたいと想う。

 

ポジティブな感情や考えに流され過ぎるのは良くないけど、

日記を書き続けてることには意味があるし、

それはきっと、好きなひとにも伝わって、届いて、

心を開いて、明るい兆しや、良い方へと向かう予感がしている。

それは、本当にもうすぐそこまで来てるんじゃないかな。

はやくあいたい、と伝え合えるような状況が。

 

だから、新しく正しい世界をはじめよう。

君のくれた素敵な靴下を履いて、僕は歩き続けるし、

素晴らしい靴下で君を迎えにいくよ。

春色の日曜日みたいに素敵な日々へ。

 

 

[映画]『ムーンライズ・キングダム

絵本みたいにポップな構図と色彩感覚で描かれる

かなりキツめの現実逃避。

でも、可愛くて最高だった!

 

恋人と観たい!

 

[映画]『ドント・ブリーズ

ドン引きだよ!!!!!

 

 

 

しあわせなふりして、

ほんの小さなしあわせを積み上げたって、

それで辿り着ける、しあわせがあるのなら、

僕はその地平を見たいと想うんだよ。