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呪詛と嘘

 

変な人に付き纏われている。

原因も理由も目的もわかんないから

怖いし不安になって、うんざりする。

でも、そんなことにも怒りたくないし

感情を露わにしてはいけないし、

何も感じなくて済むなら感情の全てを放棄したい。

生きていたくないというのが、いつもなら本音なのだけれど、

今は、生きていたくないという後ろ向きな理由からではなく、

率先して、死にたいという方へ気持ちが傾いていて

本当に本気で死ぬことを考える毎日になってしまった。

もう見られることを前提に書くことも限界なのかも知れない。

知ってる人なのかも知れないし、

知らない人なのかも知れない、

経緯も何も分からないけど、

読まれたい人には読まれなくて、

見つかりたくない人には見つけられてしまう。

そういうことの弊害と疲弊。

 

親から電話があって父の治療の方針が決まったという。

親より先に死ぬな、親より先に死ぬのが何よりも不幸者だとも言われた。

正直に言えば、重いし呪いの言葉にしか感じない。

それを《呪い》だと感じてしまう自分の精神上の問題と不誠実さに

なおさら、死にたさが加速度的に増加していく。

 

自分には価値がない。

生きているだけの意味も理由もない。

 

僕を僕だからという理由で必要としてくれていた人ももういない。

仕事は僕の才能や僕の必要性で認められたり求められたりしているわけじゃない。

僕はあの人とは違う。

自分自身に価値があって、自分の容姿で、自分だからという理由で

認められて求められて仕事が成立しているのだから、

あの人はあの人だからという理由で生きてる意味も価値もある。

僕にはそれがない。

恋人だけが僕を僕だから意味も価値もあるのだと認めて求めてくれた。

あの人には僕以外にも必要としてくれる人たちがたくさんいるから大丈夫なのだろう。

僕はその中の一人に数える必要も理由もなくなったし、

利用する価値もないのだと、そういうことだろう。

唯一無二では、なかった。

 

あれから1ヶ月が経って、

さらにあれからも1ヶ月が経って、

結局は2ヶ月が経過した。

もう5月だ。

LINEを立ち上げたときに

一覧で表示されると恋人との会話が

「ありがとう」で終わってるから、

それで、いつも救われてしまう。

そんなんじゃダメなんだって想うけど。

 

自意識過剰で希望的な目算ではあるけれど、

正直に言えば、7~8割ぐらいの確率で、

彼女には読まれている……いや、読まれているだと語弊があるか、

見られている? チェックされているような気がしている。

自意識過剰というより、彼女の性格を考慮すると

そんな感じがするっていうだけだけど。

これでもずっと好きで、2年もずっと一緒にいたのだから、

彼女の性格はそれなりに熟知してる。

ただ、それがマイナスの心情からなのかプラスの心情なのかはわからない。

連絡が来る度にパニックに陥るのだし、

二度と連絡しないで欲しいと思うような人間の日記を見る理由なんて

見たくないけど怖いから見る、不安だから見る、

見るのも怖いけど見ないのはもっと不安で怖いから見るしかない

強迫神経症や強迫観念から来る心理で過度のストレス以外の何物でもないだろう。

プラス思考だとしたら、

読んで考えて復縁を模索して気にしてくれているとも思い込みたいけど、

二度と連絡しないで欲しい人間のことを気にするとは思えない。

 

叶わないってことが漸くわかってきた。

初めからあんなに綺麗で可愛いひとと

自分が釣り合うわけなんてなかったのだし、

何か彼女が弱っていて気の迷いで、

その弱みに付け込んで

心の隙間に入り込んだ細菌みたいなもので、

騙して洗脳したようなものだったのかな。

今は夢からすっかり醒めてしまった。

一瞬だけ王子のように思えてたものが

実はただの醜い蛙でしかなかったのだと

気付いちゃったんだよね、きっと。

 

僕は、ずっと彼女が怖かった。

彼女の常識がわかんなくて、ずっと怖かった。

出会う前の話だし、出会ってからは変わったのかも知れないけど、

名前も教えられて貰えなかったように、

ただ秘匿されていただけで騙されていたのかも知れない。

そんなことはないし、そんなのは彼女への冒涜だから、

恋人は僕を騙してなんかいない。

秘密を持つこと、騙すこと、隠し事があること、言えないことがあること、嘘をつくこと、

似ているけどそれぞれには微妙に差異がある。

僕も彼女に隠し事があって、

そのことで彼女を怖がらせ不安にさせ裏切ったこともあった。

けど、清算してからはちゃんと縁も切って、誠実にやってた。

たぶん、それは彼女も同じだったのだろうと想うし、想いたい。

合鍵をあげたのもそのためだったけど、殆ど使われないまま終わってしまった。

世間知らずとか純粋とかじゃなく常識がわかんない。

価値観とか価値基準が。

僕とLINEして、手が見たい、顔が見たい、声が聞きたいと言っていたのに、

他の男に連絡を取っていたり、

自分はオモチャだから自分もオモチャにしていい男がいるって意味もわかんないし、

怖いって想う。

そういう関係を維持できる心理も精神も理解できないし、怖い。

僕の知らないところで、見えないところで、それは続いてるのかもしれないという

不安や怖さは拭い去れなかった。

だから、仕事関係で関わる男が増えていくことにずっと不安を感じていた、

けど、それは自分の醜い嫉妬だし、彼女を信用していないっていう、

彼女への裏切り行為のようにも思えて、隠し続けていた。

言い寄る男も多いし、彼女の常識が不安にさせる。

友達と友達の彼氏と遊びに出かけて、

友達に隠れて友達の彼氏と手を握る遊びをするっていう神経もわからない。

そういう感覚があるってことが怖い。

友達を裏切ってるって思ってないことが、怖い。

彼氏もどうかしてるし、そんな遊びを平気でできる神経がわかんないって思った。

友達が本当に気の毒で可哀想だと想う。

もしかしたら僕の勘違いかも知れないし

状況を間違って認識してるのかも知れないけど。

それに、彼女はずっと僕に、男に触れられるのざわざわするって言ってて、

男きらい、男むりだ、男気持ち悪いとも言ってたはずなのに、

遊びで手を出せるっていうのを許容してるっていうのも理解できなくて怖かった。

自分のことが彼女の中で蓄積されて何処かで信用されなかったり怖がられるように、

僕も彼女の常識が理解できないことが

ずっと引っかかって心の中にもやもやとへばりついて

嫉妬や不安になって嫌だった。

男きらいにも関わらず、

自分に好意を寄せてくれてるとわかってる人と

二人っきりで会って出かけるのは何ともなくて

でも自分は好きなわけじゃないからそれはデートって言わないって理屈もわからない。

なのに僕はアイドルを見ることも禁止されるって価値観もわかんなかった。

僕は彼女だけ見ていれば見ていられればよかったから

アイドルはなんとも思わなくなったけど、

テレビを見ていて、彼女が、あ、こういう顔の人が好きなんだなって想う瞬間があっても

僕は黙っていた。

テンションでなんとなくわかる、僕も鈍いけど、そこまで鈍感でもバカでもない。

でも、黙っている。

そういうの、本当は、ずっと凄く怖かった。

これは出会う前の、あるいは出会って初めの頃の話だから、

いまさら穿り返すべき話題でもないし、

僕に会って、影響されて、きっともっと自分を安く見積もったりせず、

自分を大切にして、変わってくれたと思うし、

それだけは僕が良い影響と経験を与えられたんじゃないかって思えるけど

そういう感覚や常識が彼女の中にある以上、

自分を人形だ、素材だと思うことも含めて、

僕の中から不安や恐怖として消えてはくれなかった。

 

でも、僕は、それでも好きなひとを認めてしまうし、求めてしまうし、

それが好きって気持ちで、惚れた弱みで、唯一無二でひとりだけってことで、

そういう部分があって、自分が我慢して耐え続けるしかない状況でも

許してしまう、許したいって思う。

好きだから、好きだから、許してしまうんだよ。

それが自分の中に不安や怖さを生むって分かっても

我慢して耐えることが辛いって理解できてても

それでも、一緒にいたいと想えるし、一緒にいたいって願ってしまう。

どうしても、どうしようもなく、

すきだから、すきだから、ね。

 

彼女を責めたいわけでも、貶めたいわけでもなく、

自分が何に不安と嫉妬と怖さを感じていたのか

一度、書き綴っておきたかったから、

これを見たら、好きなひとは憤慨して、

酷く怯えて、呆れて、とても傷付くのかな。

ごめんなさい。

彼女は僕が恋人の仕事を快く思っていないと勘違いしていたけど、

僕はただ自分の中のこの不安や恐怖と戦っていただけで、

好きなひとの仕事自体は誇れるものだと想っているよ。

あんなにも綺麗で可愛いんだから、認められて当然だと想う。

露出の多い服を着せられていないかとか、

好ましくない扇情的なポージングをさせられてはいないかとか

不安になったり心配なときはあるよ。

恋人は自分をお人形や素材のように感じているから

求められたことを求められたまま受け入れてしまう土壌が

心の中にあるのも事実で、そのことが不安で心配でもあるんだよ。

ヌードじゃなきゃいいってレベルの話じゃないんだけど、

どう説明しても好きなひとには届かないし、理解してはもらえないだろう。

 

片想いのまま終わることより、

両想いでも恋人ではいられないってことの方が

ずっとずっと精神に堪えるのだと知った。

両想いっていうのは自意識過剰で、

もう両想いではないのかも知れないけれど。

 

いろいろ前向きに捉えて考えて

自分を騙して洗脳して

良い方へ向かっていると無理やりにでも

思い込もうとしてきたけれど、それも限界に近付いている。

もう自分に嘘はつけない。

自分にも他人にも呪詛なんか吐き出したくない。

見られても、読まれても、認められもしない、

そんなものを書き続けることに意味があるのかな?

その結果、わけのわかんないひとに付き纏われて

どんどん自分を消費して精神を磨耗させていくのに価値なんてあるのかな。

俺は彼女が好きで、やっぱり諦めきれなくて、

それで日記を書いて、届いたらいいと想って、願って、

理解不能な人間に邪魔をされかかっても

それでも続けてるのは、続けたいと想うのは、

どうしたって、恋人が好きだからで、

それしか繋がりを持てないからだけれど、

でも、これは一方的なことだから繋がりとは呼べなくて、

それは、自分に付き纏っている人間と同じことをしているんじゃないかと想って、

自分自身に心底うんざりする。

 

長々と書いたけど、すごくきもちわるい。

自己顕示欲と自己満足の塊だ。

 

彼女に会いたい。

話したい。

声が聞きたい。

そんなに贅沢な望みだろうか。

本当に叶わない願いだろうか。

よくわかんない。

 

笑ってる顔が見たいよ。

好きなひとの笑ってる顔、声が、とっても好きなんだ。

もう一度。

もう一度って想ってしまう。

 

けれど、彼女の幸せを心から願っているのも本当で、

頑張ってるのを応援したいし、しあわせになって欲しい。

そのためには僕が邪魔だっていうのなら、

僕は必要じゃないって言うのなら、

身を引くし、諦めるしかないのかなとも想うのも、また本当なんだよ。

どれも本当で、どっちも本当の気持ちだから、

諦めが付かずに、あいまい宙づり宙ぶらりで揺れてしまう。

ただ、好きなひとを好きなだけじゃダメなのかな。

好きなひとを好きなままでは、一緒にいられないのかな。

一緒にいてはいけないのかな。

何が邪魔をしてるんだろう、何を複雑にしてしまってるのだろう。

でも、僕は彼女じゃないから、

彼女が今は何を幸せに感じて、想うのかわからない、

想像することもできない。

僕が必要なのか、必要じゃないのか、今の、現在の気持ちが知りたい。

2ヶ月が経っても気持ちは少しも変化はしなかった?

怖さは今も現在進行形で大きく膨らんでる?

 

僕が好きなひとを好きだって想う気持ちみたいに

彼女の恐怖も変わらないんだとしたら、

僕はどう諦めて、いつ書くのを止めたらいんだろう。

もう誰かに傷付けられるのは嫌だな、疲れた。

毎日、毎日、知らない誰かに、

死にたい、死にたいって気持ちにさせられてまで

続ける必然性を感じないけれど、

でも、それ以上に、単純に彼女が好きで、

恋人を愛してるから、止められないんだよ、届くまで。

変化が起こるまで。

良い兆しを見たいよ。

 

どうしても、また、一緒にいることを想像して、

どうしても、また、一緒にいられる方法を模索してしまう。

ただ、見られているのなら、せめて、

好きだってことは分かってほしい。

分かってほしいんじゃなくて、ただ伝えたいだけなんだよね。

諦めるのとは少し違うのか、

好きな気持ちは好きなまま変えようがないし、

変わらないから。

 

俺は、君が好きだよ。

だいすき。